ロシア・東欧科

氷の世界

ふと思いついてふらっとUPLINKへ。ロシア革命アニメーション。 超満員でびっくりする。そんなばかな。なつかしい単語、なつかしい語彙。二人称が「タヴァーリッシュ(同志)!」だった時代。「勝利に向かって」のポップさが、ポップゆえにますますしらじらし…

これからの

課題図書ジェブラーツカー・オペラ <乞食オペラ>作者: ヴァーツラフハヴェル,本多正英,フィドラー雅子出版社/メーカー: 松柏社発売日: 2002/01/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る反政治のすすめ作者: ヴァーツラフハヴェ…

クンデラを読みながらニールセンを聴く・・・つまり、「不滅」 そんな語呂合わせでしか本に合う音楽を選ぶことができないことに失望しつつも、クンデラさんに合う音楽がまだ見つけられない。 不滅の合間にひらいた、大学時代に読んだ本に偶然にもクンデラか…

レーニン記念入党

修論終わってから、と先延ばしにし、『未完のレーニン』読み終わってから、とさらに先延ばしにしていた映画「グッバイ!レーニン」をやっと観た。 共産主義政権下で、生活に幸福を感じていた人が居たこと、ショスタコーヴィチの素晴らしい交響曲がつくられた…

あえての旧訳

渋谷のブックファーストで、「個人的には新訳よりこちらの訳が好きです」と、原卓也訳のカラマーゾフが置かれていた。 そうそう、この読みづらさが灰色の空。スターリン批判とソビエト文学 (1973年)作者: 原卓也出版社/メーカー: 白馬出版発売日: 1973メディ…

サレップ

『夢宮殿』を読むときに一番ぴったりくる音楽はスティーブ・ライヒだとわかった。ぐるぐるぐる物語の中で人々が飲んでいるトルコの(?)飲み物、サレップが気になり調べてみたが、「ラン科植物の球根を煮て、乾燥させた生薬。媚薬・強精材として用いられる…

誰がドレンチナを

第一回「東欧について語る会」 は、寺尾沙穂さんファンの友人が映画「転校生」を見ようと言い出したために上映会となってしまった。 次回はもっとまじめに開催するために課題図書を出し、それぞれ読んでおきましょうということで、文科系男子な先輩がアマゾ…

2月、モスクワ

つづきの話。私が今までの人生でいちばん必死に、文字通り必死に歩いたのは2月のモスクワで遭難したとき。 バスもタクシーも見つからず、ここがどこかも分からず、商店もひとつもなく、果てしなく長い道路を高速で走り去る車を見送り続けながら、ひとまず右…