赤ちゃんは笑わない

年子で第二子を出産した姉が実家にかえってきている。  1歳半になる長女が発する宇宙語の空耳におどかされる日々。「でかい家〜」「失敗した〜」「アルチュセール
彼女がつかえる正しい日本語はいまのところ「これ」、「これ」。 ロシアにいた時の自分のよう。「ЭТО(これ)」ばかり言っていた。
次女はヨーダもしくはナメック星人。新生児特有の無表情な顔や、まだ見えていないうつろな目をみていると、つい芥川龍之介の「河童」を思い出してしまう。
ひとなみに私も、早く子どもをもちたいと思うようになっていたけれど、気持ちが弱るとまた迷いはじめてしまう。