敷居の住人
今住んでいる町で、朝の駅や夕方の商店街で見かける人たちは、ここに住んでいるんだなあ、と思う。
前に住んでいた街は、すれ違う人はほとんど遊びに来た人や働きに来た人たちで、みんな他所の他人だった。
『敷居の住人』の登場人物たちの、「同じ町に住んでる感」が羨ましかった。
志村貴子を読んでいると、「はー、ちんこ勃たなくてよかった」とか「オレだって貧相な身体を見られるのはいやだったんだ」とか、オスの本能的・直截的セリフが出てきて、「ホホーウ」と思ってしまう。
志村貴子が鋭いというよりは、たぶん私が鈍すぎる。
性的にも感情的にも、男性がオスとしてどう感じているか、ということをあまり考えないな、そういえば。気を付けよう。
男の子になりたいなんて思ったことは無いし。生まれ変わっても女の子がいいし(輪廻信じてないけど)。
私はたぶん女であることに甘んじ過ぎている。
中高一貫良妻賢母教育のせいだということにしておこう。
- 作者: 志村貴子
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- メディア: コミック
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