毎日の環境学

箭内道彦や小林武をはじめとするおしゃれ有名人がこんなにもエコをファッションとして喧伝しているとなると、そのうち「エコである」っていうのは男がモテる要素として見做されるようになってしまうのでは、という私の発言に対し、友人曰く「もうそうなっていると思うよ」とのこと。
そんな。
エコということは、水チョロ出しで皿洗いしたり、電気をこまめに消したり、外食を控えたり、同じシャツ5年も着たり、移動はなるべく自転車だったり・・そんな男がモテるとは思えない。
しかし、この「エコ=消費活動を抑える」は、あくまで私が考えるエコであり、もちろん私自身、環境保護ではなく節約のために行っていることであるが、言うなれば「けちくさい」ダサい行為だ。
世間のおしゃれモテ☆エコ男はきっと、
・衣服はナチュラル素材
・話題のオーガニックレストランに足しげく通う
・不用品はアース・デイのフリマでスマートに処分
・好きな映画は「不都合な真実
・車はもちろんハイブリッド
こんな感じだ。
「むかしは自分のことしか考えられない男と付き合ってて〜もうマジ子供!って思ったから、こんどは自分のことだけじゃなく周りのこと〜?ちきゅうとか、未来の子供たちとかのことまで考えられるような人と〜付き合うことにしたの☆」などと言う魂を重力に縛られていない浮き足だった女と付き合い、そのうち「あたしと地球、どっちが大事なのう?!」と罵られるのだ、きっと。
しかし案ずるなかれ、彼女。おしゃれエコ・モテ男が一番大事なのは地球でも彼女でもなく、自分なのだから。

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